総統府は幾多の困難を乗り越え、今日の姿に至りました。総統府の厳重な警備体制により、修復には多くの制限があります。修復作業は、定例業務や外国賓客の訪問を避ける必要があり、修復スタッフも慎重な安全チェックしなければなりませんでした。また、古跡としての地位ゆえに、修復は徹底的な調査を経て初めて進行できるため、まさに”任重くして道遠し”、極めて困難な作業です。
構造から外壁の赤レンガ、足元に広がるこの回廊から中央塔の避雷針まで、この建物をありのままにしてきた功労者たちは、総統府の変革を見守ってきた重要な立会人です。総統府が異なる時代を超え、異なる挑戦に立ち向えることができるように、総統府に尽力してくださったすべての方々に感謝します。